これからのこと
これから、というのは、明日何しようというよりも、今後のこと。
具体的には、老後のこと。
今日、嫁の叔母から電話が来た。
Mさんは、夫を亡くしている。
3回忌が済んだところである。
その後は、マンションにしばらく住んでいたが、痴呆が進み、施設に入っている。
そのMさんは息子が2人いるが、近くに住んでいた嫁とは話しやすいらしく、
今回、クリスマスカードを送ったところ、その息子がまとめて手紙をMさんのところに持ってきて、ちょうど嫁のクリスマスカードを見て電話をしたらしい。
たまに来る息子に便箋と筆記用具を持ってくるように頼んだらしいが、施設にくる際に持ってくるのを忘れたらしく、電話を掛けたらしい。
話はいたって普通で、20分ばかり談笑をしていた。
電話が終わった後、
どうだったのかを聞くと、まあ普通に話したが、自分が今どこにいるのかがよくわかっていないとのこと。
殆ど、外に出ることはなく、外出するには、届け出が必要らしい。
施設に入ると決断したのは、生前の夫が、もしどちらかが先に逝ったら、このマンションを売って施設に入ろうと時あるごとに言っていたらしい。
既にMさんは、宝石や着物を売って、身軽にして施設に入ったのだという。
痴呆症とはいっても、まだ軽症らしく、周りの入居者の世話もしているらしく、入居者、兼ボランティアといったところか。まだ救いである。
今度の連休に、嫁と2人で温泉でも行こうと思っていたが、Mさんを訪ねてみようか。
自分も今年58歳。私御両親は90と85だ。まだ元気だが。
身につまされる正月休み最後の夜であった。