東京郊外にある2階建て木造の一軒家。
土地は30坪弱で、竿地である。
親が建てた家。
3年ほど前までは、甥が学生時代の住処として居住していた。
今は、週1回の親が自宅に風を入れるために通っている。
築30年以上経つ木造の家は、家財道具や衣服、さらに甥が学生時代から、
社会人2年目まで暮らしていた抜け殻が転がっている。
一つ一つのものに思いではあるも、
捨ててもいいと思うものが山積している。
父の趣味の本も大量にある。
この家を何とかしたい。
両親も88歳と83歳。
父からは本は捨てるな。母は気候が良くなってから整理するといわれるも、
一向に進まない現状。
今両親は自分の住んでいるマンションに住んでいる。(別戸です)
自分の希望は、リフォームか立て直し。
家族も甥もこの家には思い入れがある。
もちろん、自分も。
これから、この家について思うところを書き続けていきたい。
今、空き家問題をよく聞く。
郊外や、他県を歩く機会があるが、
そのたびに、
「これは空き家だな」と思うことがある。
荒れた庭。しまった雨戸。ベランダの屋根も穴があいている。
何とかしたい。
自分は、今年55歳。
子供なし。既婚。共働き。マンションのローンは完済した。
このマンションを売って、空き家に住むのは、今の勤め先からは1時間以上かかる。
今は30分で通える。
思い切って立て直すか。
立て直すとすると、いろんなプランも考えないといけない。
住まないのに立て直すの言うのはどうかと、馴染みの建設会社社長は言う。
ただ、空き家を隣に持つ近所の方たちには申し訳なく思っている。
今は、コロナのため、両親はこの空き家に通っていない。
雨が降ると、モノや部屋がカビていないか。
シロアリはどうなんだろう。
植木も伸び放題なので、今年も刈らないと。
自分の部屋くらい、もう少し整理しないと。
色んな事が思い巡る。
家のものをすべて取り除き、一気にリフォームして、
物も大量処分するか。
このままにしておくか。
売ることは、皆考えていない。
売っても2千万円くらいだろう。
それ以上の思い入れのある家。
場所も奥まっているが、入ると落ち着く。
まずは、緊急事態宣言が解除してから、行こうと思う。