私の先輩でもあり、先生でもある方が、今年60歳になった。
還暦である。
その先生は、様々な地域で慕われており、その稽古の中で話す話は、
聞くだけでも面白いし、ためになる。
今回は若手に交じり、稽古に参加した。
その先生は、稽古の後で、
「ここにいる人たちよりも僕は早くに死ぬ。
いつまでも先生をあこがれるだけでは進歩がない。
そのレベルに高めていくこと。ずっと教えてもらうだけだと、
それだけだと、
いつの間にかあなたは単に教えることだけの好きな先生になってしまう。
自分も尊敬する人のレベルに追いつくように、
日々鍛錬していかなければならない…」
という趣旨の話をされた。
自分の年とそう変わらない先輩は、ホウン等に周りから慕われている。
先生も60になると定年になり、担当する顧問も、若手に譲るようになっている。
もうそんな年に自分もなるのかと、
自分も様々なところで見られる立場にもなっているし、
頂戴頂戴だけでは、
進歩がないのかなあと思う今日この頃。